乙訓っ記
2012.06.07
火事の多さにビックリ!!
全国的に旅館やホテルの火災が発生してます。
最近では5月30日東京都板橋区での、旅館全焼「2人死亡」の火災が記憶に新しく防火防災に携わっている者としては、非常に侘しく残念に思います。
建物の新旧関係なくその建物に応じて法律で義務づけられている消防設備の設置を関係機関は指導されてますが所有者は維持管理と国への報告が一寸お忘れになってるのではないでしょうか。
現在の消防署は消火より「出火させない」予防面に力を入れて立ち入り検査を実施し不備な箇所や不適な事項を総合的な視野で指摘されてます。
総合的な視野とは出火時の事も考慮して避難路を確保し最悪の事態だけは避けるためです。
東京の火災や広島県福山市での7名が死亡したホテル火災も事前に立ち入り検査した際、指摘を受けており諸事情の理由で放置してた結果、最悪の事件となりました。???・・・私が侘しく残念に思うのはここです(悲)
消防職員の方は立ち入り検査の為に「消防法」の勤勉に励んで、指導されています。私たちは指摘を受けられた内容を所有者様よりご相談を受けたら即、所轄の消防署に行き消防法に基づいた最低限の改修方法等の相談を行い、指導を受け所有者様にアドバイスさせて頂いてます。
他府県にも同業者はいます。何故相談に行かなかったのか残念でなりません
「尊い命を落された方のご冥福と、煙を吸って病院に搬送された方の、一日も早くご健康になられます様ご祈念申し上げます。」
私共の仕事を消防と手を組んだ(よく言われます)商売だと見られるか、それとも所有者様側の立場での代弁者と見ていただけるか是非とも一度お確かめくださいませ。
火災になっても人命は助かる、皆様是非この事は常に頭に置いて防火管理に励みましょう。
この地で30年、初心忘れべからず・・・これからも皆様の為汗を流します。
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