乙訓っ記
2010.11.09
活躍!!住宅火災警報器と小学生
先週の11月5日金曜日の事です。
午前中にオーナー様からご依頼いただいたアパートの住宅火災警報器の取り付けに行きました。
入室にご理解を頂いた住人さん達のおかげで、スムーズに取付完了!!
良い気分で事務所に戻りました。
そして次の日、出社すると新聞を読んでいた社長が、
「昨日感知器つけたアパートは※※※やんな?」
「そうです。どうかしましたか?」
「夜7時1階の部屋が火事になったみたい!?」
慌てて新聞記事を見てみたら、まさしく感知器つけたアパートで住人さんの顔が思い浮かぶ・・
幸い怪我人が1人も出なったのがよかった。それは学校から帰宅途中だった小学生2人が不審な煙を
見て、持っていた携帯電話で110番して知らせてくれたおかげ。
昨日取り付けた感知器はちゃんと作動したのかどうかが気になるのと、1室全焼した住人さんとオーナーさんの気持ちを考えると落ち着かない。
午前中の仕事が終わり次第、オーナーさんのお家にお見舞いを持って向かった。
オーナーさんは、「ほんとによく午前中に感知器つけてくれはったわ。おかげで感知器が作動して、[火事です、火事です]って音声警報音がして、その声が小学生に聞こえ、となりに住んでいるおばあちゃんに声をかけ、携帯で警察に通報して、1室だけの被害で食い止めることができました」っていうお言葉を頂き、嬉しい限りでした。(出火のお部屋の住人さんはお出掛け中でした)
その足で火事の現場に行くと、消防さん達が現場調査をしておられました。
予断ですが、先日の結婚式でお会いした愉快なみなさんが真剣に仕事をされてました。
消防さん達からも「感知器がついてなかったら、これだけでは済まなかった」って言って頂き、
火災は非常に残念な出来事なのですが、木造2階建アパートの1階の真ん中の部屋だけで最小限に食い止められた事と怪我人が一人も出なかったことが不幸中の幸いでした。
これは、小学生の機転がきいた行動と、消防の予防課が地道にアパートのオーナーさんに電話をかけて、
住宅火災警報設置の確認調査をされたことで、未設置だった感知器を直ぐにつける決断をされたオーナーさんの気持ち。そして消防隊の迅速な消火活動が火事の被害を最小限に食い止めたのは連携が最高だったからでしょう。
住宅用火災警報器の設置義務の大切さが改めてわかりました。
私たちも、改めて住宅火災警報器の設置を普及する努力をしま~す。